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春への手紙 僕に出来ることは何もないかもしれないけれど 信じたものが崩れ去ること もう一度さえ怖れないで 机の上 塞ぐ日でも 必ず独りにしない 君の指先から生まれる 鍵は扉を開けるよ 走らせる一筆が 白い蘭を彩っていく 時に迷い 時にごまかしながら まだ知らない明日は 描きかけのキャンバスの中 12色目の風 君の手で吹かせて 同じような昨日ばかり 頭の中に増えてく 今いる場所も 距離もわからず 立ち止まりそうになるだろう? 例え目には見えなくても そこにはきっとあるから 道を越えた確かな答え 今はもう手にしてるよ 走らせる一筆が 白い冬を連れ去っていく 春の予感 そして不安を連れて まだ結んだつぼみは 祈るような手紙の返事 届くその時まで 枯れてしまわないで 走らせる一筆が 白い蘭を彩っていく 時に迷い 時にごまかしながら まだ知らない明日は 描きかけのキャンパスの中 12色目の風 君の手で吹かせて 完成日:2004年8月28日 |
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