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風の絆 つぼみのような君の手から 舞い上がったハンカチ 白く風にとけ込みながら空を泳いでゆく 片手で髪を押さえながら 追いかけてく背中に 白い羽がほんの一瞬 まるで天使のよう あきるほど見てきたはずの 君のすべてが ほんのかけらだってこと教えられた夏 風に導かれるまま たどり着いた渚で 見渡した海の向こうに 虹の橋を架けたい 何も確かめないまま 歩いている僕らも 信じゆくことでいつかは 消えないものになる 必死に伸ばす右手の先 ほんの少し届かず 白い風とじゃれ合う影に何故か切なくなる なつかしい大地にもたれ 君と2人で こんな時間だってほら記憶になる夏 空に見守られるまま 砂に描く言葉で 約束もしない未来も きっと輝かせたい 波を抜け出せないまま 迷っている心も 限りないほどにいつかは 確かなものになる 風に導かれるまま たどり着いた渚で 見渡した海の向こうに 虹の橋を架けたい 何も確かめないまま 歩いている僕らも 信じゆくことでいつかは 消えないものになる 完成日:2004年2月23日 |
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